第26回 エウシュリー 藤原組長 編
「ブランドの立ち回りを考える」




こんにちは、エウシュリーです。
「幻燐の姫将軍2〜導かれし魂の系譜〜」の発売から3ヶ月が過ぎました。そろそろ次回作の告知などをと考え、進めています。
今回はまだ次回作の宣伝的なものはありませんが、D-Dreamさんより「コラムらしい内容&次回の人にお題を!」という提案がありましたので、少々真面目に書きたいと思います。

ちなみに前回のコラムでご紹介いただいたケン太氏は、ビリヤードでコテンパンにしているので、『エウ藤原あぼぱケン太ちゃんライアーソフト山原さま』となるようですね(ニヤリ)。


さて、今回は今までのコラムの一部で語られていたブランドの個性や商品力について、所属しているエウチームの経歴を振り返りながら考えたいと思います。


『エウチーム』
おかげさまでエウシュリーはRPG系のジャンル、もしくは重量級のゲームを作るメーカーとして、多少ランキングにも残るようなブランドに成長することができました。何よりこのような大型ゲームを、発足当時から制作し続けた数少ないチームになれたようです。
もともとこのチームは4人前後のスタッフで構成され、設立当時は誰もゲーム制作を経験したことがありませんでした。また北海道に拠点があることから営業的に不便な状態から始まったのですが、逆をいえば「環境最悪だから大目に見てよ」というかたちで、ここまで制作してきたような気もします。


『商品を売る考え方』
RPGは制作時間がかかる上に、市場規模の小さい業界では採算性が取りづらいジャンルです。その中で敢えてこの方向で進んできたのは、近年製品レベルが良く、また数多く製品化されているADVの世界で真っ向から勝負するよりははるかにマシ、といところから選んだものです。
例えどんなに上質なものでも同じモノを食べ続けると飽きてくるように、お店に並べる商品に偏らない貢献ができる。雑誌等でも記事を書きやすく、興味を惹いてくれるだろう。といった思惑が、営業面での不足分を補ってくれると考えました。
つまり、エウチームはお客さんを含めた業界の方々に甘えることを前提に、制作ハードルの高い大作系ゲームを作る環境を模索したのです。
これは5年以上も前にブランドを立ち上げた時のことですが、当時も毎月の発売タイトルが数多くありました。RPGという世界は当時のスタッフの能力を考えても大きな賭けではありましたが、『(このジャンルが)無いよりかはマシ』という点でお客さんや販売店さんが感じ取れるものを用意できるかと判断したのです。
現在に至っても制作上の厳しい要素は様々にあります。ですが最終的に『急がば回れ』という姿勢が、今日まで生き残ってきた理由の一つではないでしょうか。


『水商売で業界を例えてみる』
昨年は発売延期のメーカーに対する揶揄をいくつかしたものですが、魅力的な部分を削ってまで発売すれば、人気ホステスがメイクを怠って登場するようなものです。お客さんの期待も大きいからこそ、時間の許す限り魅力を磨くという点で、多少のことは仕方のない部分も出てくるのかもしれません。
また外見ではなく中身こそが大切だといいながらも、やはり着飾った綺麗な女性には目を奪われてしまうものです。勿論、エロスを売る商売ですから綺麗に化粧して接客に望むものですが、化粧をしてもダメなエウチームは体を張った芸風でカバーしてきたというところでしょう。ムキムキの女性とか。
蛇足ですが、好きだった飲み屋のお姉さんが男だったという衝撃は、パッケージの可愛い女の子の絵に騙されて中身は違う絵だったと点と似ていたり……(笑)


『最後に』
他社の追随が少ない重量級のRPGという点でこのチームの個性や商品力が維持されていますが、幻燐の姫将軍2、そして5月頃に発売される公式ガイドブックにて、最大限お客さんの声を取り入れています。体を張って慕われるブランドになるためにも、それに見合う体力や技術をつけたいと考えています。
今後も大きくは売れないでしょうけど、『人に優しいブランド』というのは長く売っていけるコツにもなると思いますので、エウシュリーではこれを実践して行こうと思います。あと5年続いたら戦略眼があったとして誉めてくださいまし。


さーて、次回はブルーゲイル宇佐しゃちょーにバトンたぁーーっち☆ なお、今回よりお題も振らなくてはならないので、マスターアップ前という大変な時期を考慮して、難しいお題(罠)を置いていきます。
というか、宇佐しゃちょーは制作者としても経営者としても凄く行動的で、お手軽価格のブランドの販売にも成功していらっしゃるので、エウチームが天下を取るためには潰す目標となってます。喧嘩を吹っ掛けてきているあぼぱケン太氏も潰しますので、その前にエウチームでかなり苦労している「経営と制作、そして子育ての両立」についてコツや苦労話などを教えてください(笑)。
 藤原組長 プロフィール
エウシュリー指揮官。2004年はスローワークということで、人材育成と静養で腰の負担を軽くしたいと願うこの頃。今年は軽いものを出すつもりが、新作では4タイプの主人公=ストーリー4つといったように大型化してます。しね俺。




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